ジョニースペード物語 最終回
 「覚えてます?ラム・・・コァントロー・・それにレモンジュースを少々シェイクするんです。わかりますか?」


「・・・X・・Y・・Z」


「そう・・・これで終わりだって酒だ」


(映画「野獣死すべし」から引用)



どーも、半沢ですよ。




今日で長々と続いた「ジョニースペード物語」はやっと最終回になります。




一日300〜500アクセスにも回覧数になっていたので俺も書いていてビビリますた。皆様、お付き合いいただき本当にありがとうございました。




次回からは普通のBLOGらしく(笑)ジョニースペードやバンドの話、店に来てくれるお客さんの話やスナップを・・・なんて思ってます。




それか・・・構想さえ決まれば小説か詩でも連載していこうとも考えてます。




お笑い連続小説 「ジョニースペード半沢のうっかり大冒険(天竺に行ってお経をもらうのら)」 ってどうすかね?(笑)




・・・やっぱダメか。




ではではラスト!

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

そしてラウドミュージアムは3年位前に今の場所に移転しました。




この場所に来てから・・また流れというものが微妙に変わったと思う。




俺のデザインだけではなく・・・スイギングスキンのツバメ君、RYO君、ROCK54の力を借りて、よりジョニースペードというブランドを多角的にしようという気持ちが強くなったね。




俺を「洋食」の料理人に例えて・・「豚肉」を使った料理を考えなければならないとする。




俺はその「豚肉」で考えに考えた「ポークソテー」を料理するわけだ。




しかし・・お客さんは俺の作る、その「ポークソテー」を毎日食べていたら、その味に飽きてくる。




では・・・そこにツバメ君を「和食」の料理人に例えて、同じ素材の「豚肉」の料理を考えてもらうというテーマを出してみる・・・ツバメ君はその「豚肉」という素材で考えに考えた「豚肉の竜田揚げ」というものを作ったとする。




お客さんは同じ「豚肉」という素材を使った料理でもテイストが今までとは全然違う「豚肉」の料理を食べられるわけだ。しかも同じ店で。




「豚肉」を「スカル」や「スペード」なんかに差し替えてみると意味がなんとなく理解できると思う。




バッドテイストのアイコンなんて昔からほとんど決まってる。しかしそのアイコンを使用しなければバッドテイストを表現できないのであれば・・・アイコンの多様化より、デザイナーを増やした方が同じ「スカル」というアイコンでもデザイナーごとに全然違う「スカル」の商品があって、お客さんは新鮮で楽しいんじゃないかなって思った。




そんな風に俺は考えるようになってきて・・前述に上げた三人のデザイナーの血をジョニースペードに注いでいくようになっていった。




俺はこの三人のデザインのファンでもあって、是非、これからもそのアートでジョニースペードを良い意味変えていって欲しいと思ってます。





これからも三人(俺を混ぜると4人か(笑))のデザインの商品がリリースされると思うので、皆様宜しくお願いします。





それとスタッフで昔から手伝ってくれているアッキーの他に七海ちゃんという可愛い女子スタッフもジョニースペードに入ってくれたのも、この店の場所に移動してからですな。





設立してもう2年位になるジョニースペードのレディース、チャイルドラインのジョニースペードロックビューティーや店舗での販売を一手に引き受けて頑張ってくれてます。やっと最近、軌道に乗ってきたところじゃないかなぁ・・って思ってます。




音楽部門の七海ちゃんのソロプロジェクトバンドNIGHTBIRD」も順調で、CD-Rではあるけども発売すれば必ず売れるみたいな雰囲気になっていることに俺は嬉しく思ってます。




「病んだ時代だから・・あえて光のある明るい希望のある曲を演りたいです!」と七海ちゃんは言ってた。




俺はそのポジティブな姿勢と意志に感心してたりするし、現実を突き刺すINNSANITYとは逆の理論ではあるけど、NIGHTBIRDは七海ちゃんが言うようにそうでなくてはならないなとも思ったりします。




皆様、これからもそんな七海ちゃんがプロデュースするジョニースペードロックビューティー&NIGHTBIRDを宜しくお願いします。


http://www.johnnyspade-rockbeauty.jp/hp/



あ、福太郎もヨロシク(笑)。



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


・・・この場所に移転してから店に来てくれるお客さんも常連さんから新規の若いお客さんまでと色々と幅が増えてくれました。いつも・・・いつでも本当に感謝してます。




もともと「ジョニースペード物語」っていうのは「ブランドをやってみたい!」とか「お店を出したい」とかという店に来てくれてるお客さんに向けて書き始めたわけなんだけどねぇ〜・・何だか俺の苦労自慢で自画自賛物語になっちゃったね(笑)。




俺はクリームソーダの山崎社長みたいに大成功したわけでもないし、ジョニースペードなんて小さなブランドは物語なんて書けるレベルでは全然ないんだけど・・・まぁ、金もない、コネもない、器量もない人間でも何とか好きなことをやって生きれてるってことを書きたかったわけで。




もっと沢山面白い話はあるんだけど、ネット上なので色々と書けないこともありまして・・・それは勘弁してくださいな(笑)。




大体、許可も取らないで個人名出しちゃったりしてるしなぁ・・・(笑)。




まぁ、いいか。



読んでる人それぞれに価値観や常識は違うので、もし何か嫌に思った箇所があれば・・・申し訳ないです。




とりあえず・・・俺はこの店を閉めたりしない限り、毎日このラウドミュージアムに居ます。




会いたくなったら来ればいいよ。でん六ピーチョコ持って遊びにおいで(笑)。




これからも時代がどうであれジョニースペードが続く限りは自分がカッコイイと思う商品をリリースして続けるだろうし、音楽の方も同様で続く限りはINNSANITY、NIGHTBIRD、DOGDAYAFTERNOONと作品をリリースしていくと思う。




気に入ったら買っておくれよ。




不景気だからね、無理しないで。




今日は全国のジョニースペードを取り扱ってもらってるショップを改めて紹介します。




カッコイイショップばかりなので機会があれば是非、足を運んでいただきたいです。当然、ジョニースペードもあります。




ラウドミュージアム(宮城県仙台市) TEL 022-214-5658


JOB314(福島県郡山市) TEL 0249-46-8458


エキスパート(秋田県秋田市) TEL 0188-39-1349


HARM'S WAY(秋田県横手市) TEL 0182-32-7719


足利ミラクルウーマン(栃木県足利市) TEL 0284-41-6647


ZAP(千葉県船橋市) TEL 0474-95-2075


COO(千葉県市原市) TEL 0436-24-4760


FLASH CADILLAC(愛知県豊橋市) TEL 0532-56-6550


SLICK(愛知県豊田市) TEL 056-535-1519


BLANK JOKE(新潟県長岡市) TEL 0258-36-1432


VINCENT(富山県滑川市) TEL 0764-75-8335


SCRAP YARD(長野県飯田市) TEL 0265-49-0727


MAKE OVER(長崎県大村市) TEL 0957-53-0623


13TH AVENUE(福岡市中央区) TEL 092-781-6286


JACK4(熊本県熊本市) TEL 096-355-4944



ヨロシクどーぞ。






・・・それでは今まで「ジョニースペード物語」読んでくれた皆様、本当にありがとう。



次回からズッキーニ半沢の「サンキュー、たらこスパゲッティ!」が始まります(嘘)。


・・・またダメか。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

今日はまたもやTHE HELLACOPTERS!

ニッケの新バンドCold Ethyl もカッコイイですぞ!


ではまた!


ジョニースペード物語 | - | -
移転のすすめ PART3


「トロピカルサマー☆白い砂浜☆しげる松崎」



どーも ”夏番長”半沢ッス。



やっと夏っぽくなってきました。海が俺を呼んでるぜ!(あ、とりあえず全く泳げません。)



それではあと2回で終わんないかもしれない(笑)ジョニスペ物語!・・とにかく続き!


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

俺はとりあえず話だけでも・・と思って、三浦さんの会社「ブルーサロン」に行った。



三浦さんは俺より少し年上でカッコイイ大人って感じの人で物腰は柔らかい人だった。



三浦さんの手がけたショップの写真を見せてもらったんだけど、モダンなセンスに溢れていてシンプルな感じが伝わってきた。



事務所に無造作に置いてある木材、レンガ、鉄なんかは古っぽい感じに加工されていて、俺の好みだったよ。




三浦さんに4月までに移転しなくてはならないこと、今度の場所は近くのホットドッグ屋の後になること、予算は限度があることをそのまま伝えてみた。




三浦さんは「了解!やりましょう。予算内でやりますから」って言ってくれた。俺は三浦さんには高級なイメージがあったから限りある予算内でOKしてくれたことにとても感謝したよ。




今度の内装のイメージは三浦さんも一緒に考えてくれるってことで話は終わった。




・・・俺は店のイメージを大至急、考えなきゃいけなくなったんだけど、今度の場所は細長い長方形の感じなのでなかなかイメージが浮かばない。




真っ黒で鎖を多用した店・・・それとも前回のようにグレッチのイメージでオレンジステインの木材を全てに貼り付ける店・・・色んなショップの内装の写真を見ながら頭を悩ませていた。




結局、その日は何も浮かばなかった。




・・・次の日、店でまた色々考えていたら・・・なんとコスビーが来てくれた。




コスビーには電話をして内装の件を頼んではいたけど、この頃の俺とコスビーはしばらく会ってなかったし、電話でも今回の内装の件にコスビーがあまりやる気がない感じだな・・・と俺は捉えていた。




コスビーはいつものポーカーフェイスで「ハイ、半沢さん、プレゼント」って何かをデッサンした紙を渡してくれた。



それは今度の新しいラウドミュージアムの内装のデッサンだった。



前回と全く違うコンセプトで・・・例えると前回がブライアンセッツァーだとしたら、今度はデビッドボウイの感じ。アメリカじゃなく、ヨーロッパのイメージだった。



・・・壁は塗り壁で刷毛の跡を付けるセメントのような白



・・・床はあえての白のタイル



・・・ポールやハンガー台は黒く燻した鉄に黒鉄の蔓を巻きつける



・・・什器は流木を使った枯れた感じ



・・・事務所と店舗の仕切りの壁はダイアモンドカットの革張りのクッション




俺は考えもしなかったこのデカダンスなイメージに驚いた。そして同時にこのコスビーという男の才能とセンスに脱帽したわ。




当然、気に入った。コスビーが俺の為に考えてくれたこのイメージをどうしても形にしたいと思ったよ。
コスビーは・・・ホントにイカした可愛い後輩だ。





店の営業を終えて、三浦さんの事務所にコスビーを連れて再び訪問した。コスビーは今回はデザインのみで内装はブルーサロンに全てお願いするって段取りで行くことになった。





三浦さんは前のラウドミュージアムの内装をコスビーが一人でやったという事にまず驚いていて、そして今度のコスビーの新しいラウドミュージアムのデッサンを見つめていた。





ここから三浦さんとコスビーの素材やイメージなどの専門的な用語が飛び交うディスカッションが始まってしまったので・・・・俺は蚊帳の外だわ(笑)。





コスビーはそのデッサンの内装の見積もりを大体ではじき出していたみたいで、それを聞いた三浦さんは「ご名答!」みたいな感じで・・・俺からするとクイズバトルのような感じだったね。





コスビーは俺が予算が少ないのを分かっていて、あえて床に学校で使うようなピータイルを使用したり、仕切りの壁を合皮にしたりと何かと予算を気にかけた内装のデザインをしてくれていた。





雪の降る中、新ラウドミュージアムの内装は始まりました!




次回に続く!


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今日はDICK BRAVE&THE BACKBEATS!


何年か前にアルバムを買ってかなりヘビロテで聴いてました。


アルバムはカバー中心で捨曲無しの素晴らしさでした。


それではまた!


ジョニースペード物語 | - | -
移転のすすめ PART2
 「ヒゲ長き小学生に勝る者無し」 (またまた「すごいよ!!マサルさん」から引用)



どーも、「男ならやってやれ」だ 半沢ッス。



「GIMME SHELTER」シリーズが即完売してしまって・・迷惑かけてスイマセン。



7/初め~中旬には入荷予定なので、欲しい方はHPから通常の注文をしてもらってOKです。



予約という形で承りますので!



ではあと三回で最終回のジョニースペード物語の続き!

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

移転という問題を抱えた俺は、最初に今のラウドミュージアムの場所を紹介してくれた内海君に連絡をした。

 


内海君はもう不動産業を辞めてしまって、違う業種の仕事をしていたのでもう何処のテナントが空いてるかは分からないとのことだった。




しかし、前の不動産屋の人を紹介してくれて、俺は電話をしてその不動産屋に行って空いてる物件を紹介をしてもらったんだけど・・・正直、これだ!という物件はなかった。




俺は「昔みたいにどこか小さな郊外のアパートでやっていこうかな・・」なんて気持ちの方が強くなっていた。




そりゃ、ショップをやってお客さんと直に触れ合っていきたいけど・・・自分が納得いかない場所でショップを経営するのは嫌だなぁ・・・と思っていたね。




ショップをオープンさせるには敷金礼金、内装費・・etcとお金が随分とかかる。一度、オープンしたらそこがダメだからあちらの場所に・・・とはできない。それゆえショップの場所にはこだわりたいという思いがあった。




もともと俺はジョニースペードを大きく事業としてやっていこうとか、金儲けをしたいとか・・そんな気持ちはそんなになくてジョニースペードも、そしてバンドも「自分の探求」としか思ってない。・・・昔から「波」に任せて自然に生きてるだけだわ。





「何でこのデザインがカッコイイと俺は思うのか?」、「何でこのメロディが心から湧き出てくるのか?」・・ガキの頃からその「自分」の中にある謎を突き詰めて「商品」というものにしてきただけで・・・それを皆が「カッコイイ!」って言って買ってくれる事に至福の喜びを感じているようなもんで。その購入という行動がみんなから俺へのの評価だと思ってる。




・・・まぁ、とにかく俺はそんな感じなので移転の時期が近づいてきてはいたものの、そんなに焦ってはいなかった。良い場所が見つからないならまた昔みたいに小さな事務所を借りてやるだけだって思ってた。




そんなある日、ラウドミュージアムから歩いて一分もしない場所のホットドッグ屋さんが店を辞めるという情報が入った。まだ誰にも知られてない情報だった。




「あそこだったらOKだ!」 話を聞いた時に俺の中ではもうOKサインが出ていた。焦って他の場所にしなくて良かったという思いと、同時に場所を待っててラッキーだという気持ちがあった。





ただホットドッグ屋を辞めるだけで、オーナーと場所はそのままで業種を変えるだけということもありえる。俺はその場所を担当してる不動産屋を調べて話を聞きに行った。





その不動産屋の人は「ホットドッグ屋さんがあの場所を出るとはオーナーからは聞いていない」とのことだった。俺は名刺を出して念入りに・・そしてしつこく(笑)「あの場所が空いたら大至急、連絡をください」といって不動産屋を後にした。





ホットドッグ屋がその場所を出るのは確実ではないし、俺は4月までには移転しなくちゃいけない。ということは内装に1ヵ月かかったとしても3月までには場所を決めなくてはいけないというタイムリミットもあったので他の場所も探しておかなくてはならなかった。





そういうわけで・・・移転の状況は何一つ変わってはいなかった。





そんな感じで過ごしていたある日、ホットドッグ屋のテナントの担当の不動産屋から電話が来た。





「どうも、どうも!あなたが言ってた通りでホットドッグ屋さんがあそこを出るらしいんですよ。どうします?」




「どうしますって・・・入るに決まってるじゃないですか。ヨロシクです!」って俺は言ったよ。





・・・ラウドミュージアムの移転の場所は今の場所から歩いて一分もしないホットドッグ屋のあと場所に決定した。現在のショップの場所なんだけどね。





「また内装かぁ・・」 ラウドミュージアムをカッコよく内装してくれたコスビーはもう大工を辞めてしまって違う仕事をしていた。しかもコスビーは大工道具を全て捨ててしまって、「もうやらない」って言ってたので俺は頭を抱えたよ。





とりあえず俺はコスビーに電話をした。ラウドミュージアムはロックンロールを熟知するコスビーの内装感覚で・・・俺は日々それに包まれていて居心地が良かった。どうしてもコスビーに頼みたかった。





コスビーに俺は移転の事情を話した。せっかくコスビーが頑張って内装してくれたラウドミュージアムもビルが取り壊す工事に入れば無くなってしまうことも伝えた。




コスビーは電話で「そうですか・・・ビルが取り壊しなら仕方ないですよ。新しい半沢さんの店の内装は・・・もうやりません。道具も捨ててしまいましたし・・・スイマセン」と言ってた。




俺はコスビーに「じゃあ、デザインだけ考えてくれないか?コスビー、何とか頼むわ」って言った。




コスビーは「・・・浮かべば考えておきます」って言ってた。




俺はコスビーのデザインの店でやりたいけど、コスビーが乗る気じゃないなら・・もう仕方がないなって思ってたよ。




そんな感じだったので・・・違う内装のパターンも考えなくてはならなかった。ジョニースペードを昔から手伝ってくれてるアッキーに「仙台でカッコイイ内装をやるのはどこよ?」って聞いたら「半沢さんの好みだったら三浦さんでしょうね!」と即座に返答が返ってきた。





ジョニースペードの個性ならもっと真っ黒にしてロカビリー風に、もっとバイカー風に・・・って思う人もいるだろうけど・・すごくセコイ話なんだけど、俺はショップを閉めた時の事を考えてしまうんだよね。





あまりペンキなんかで個性的にすると・・居抜で場所を譲ったりというのは不可能になってスケルトン(何もない最初の状態)渡しの状態にできないということになってしまう。元のスケルトンの状態にするのにまた業者に頼んでお金がかかったりするわけでね。






できれば店を閉めるときには次の人がそのまま居抜の状態ですぐにでも営業できるような状態にしたいと思ってる。アパレルであれば今のラウドミュージアムはどんなジャンルでも対応できる内装になってるよ。





・・・三浦さんの内装のイメージには「塗り壁」、「鉄」、「アンティークの木」など素材と雰囲気にこだわった徹底したシンプルなイメージが俺にはあった。アメリカというよりはヨーロッパの雰囲気。コムデギャルソンのようなハイセンスで高級な感じがあったね。





ビルのオーナーが移転費用を出してくれるといっても予算は限られてる。三浦さんに頼んだら・・予算が全部無くなってしまうんじゃないかな?って思ってたよ。





三浦さんの会社「ブルーサロン」は実は近所に会社を構えていたので、俺は一応、話だけでも・・・と思い三浦さんを訪ねた。




次回に続く!


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今日はTHE QUIREBOYS!


原曲のTHE STORIESも好きだけど、やっぱバッドボーイズロックンロールスタイルのクワイヤーボーイズのアレンジの方が俺は好み。今日は動画じゃなくて静止画。



それではまた!

ジョニースペード物語 | - | -
移転のすすめ

 「…食いたい時は食う…怒った時は殴る… そして…メガネの時は・・・まじめぶっている!! BY すごいよ!!マサルさん)



どーも、ヒゲ部入部希望の半沢ッス。



今回の新作の「JOHNNYSPADE」の別注モデルがCOOさんに入荷中です!



ライン入りヴァージョンですよ。

COO限定モデルポロシャツ ¥7140(税込)



濃い目のグリーンプリントのTシャツバージョン!



COO限定モデルTシャツ ¥5040(税込)


このモデルはCOOでしか購入できませんので、気になった方はCOOに問い合わせてみてくださいね!


COO

千葉県市原市五井 5076   TEL 0436−24−4760

http://www.coo-store.com/


そこんとこヨロシク!


では続き!

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

というわけで・・・俺は三年目にして店を移転しなくてはならなくなった。




せっかくコスビーや仲間達が作ってくれたお店だったんだけど・・・ビル自体が取り壊しになってしまうのでは抵抗しても仕方がなかった。




唯一の救いはこのビルのオーナーが若いのに昔気質の人で、このビルに入っていた全部のテナントの移転費用を出すと言ってくれたことだった。




結局、1月にその話が本決まりになって・・・4月までには移転しなくてはいけなくなった。




1月になって俺は同じテナントとして入っていたスクライブタトゥーのコウさん、美容室アンジの松田さんと頻繁に話をしていた。




やはり皆、お客さんが大事なので移転するにも、今の場所の近くが良いってことになっていた。常連のお客さんたちも、この場所に馴染んでるわけだしね。




・・・離れた場所に店を移転しちゃうとまた改めて新店舗を出すような状態になってしまい、一から全てやり直しという場合にもなりえる可能性もある。




この辺は一応、仙台の中心部「一番町」なので、手ごろな大きさの物件はなかなか空きがない。今と同じ家賃で大きさの丁度良い場所はなかなか見つからなかった。




最初に動いたのはスクライブタトゥーで、本町の方に場所を決めて移転の準備を着々と進めていた。結構、場所が離れてしまったんだけどコウさん達は顧客が多いので、移転に関してはあまり問題がないようだったよ。




俺は・・・本当にどうしようかな?って感じだった。もう店を辞めてもいいかな〜って感じでもあったね。良い場所があれば移ろうなんて感じだった。




もともとジョニースペードは小さなマンションで10年も卸売をやっていたので、表に出るショップを経営したことによって自由な時間や商品を考える時間を失うことが俺にとってはストレスにもなっていたし、経費もかかりすぎてると感じたからだ。





しかし、ショップをオープンしてみて・・・色んなお客さんと話ができたり、全国からジョニースペードを尋ねてくれるお客さんもいてくれたり、雑誌に掲載されたりとジョニースペードのヘッドショップというのは失いたくないという気持ちはあった。





俺はいつも通りに無理矢理何かを決める事はしないで・・・「波」に身を任せる手段に出ていた。期限まで一応、精一杯動いてみて・・・良い場所がなければ店は閉店。良い場所があれば店は移転して継続って感じだった。




運任せというのは・・・人によっては何も自分からは動かないだらしない人間って思うかもしれないけど、俺は必然的な偶然を信じるタイプなんでね。昔からその方が俺は俺らしい人生を送れそうな気がしてるんだけど・・・それが良いか悪いかは判らないけどね。





理解しにくいかもしれないけど・・・俺は運命じゃないのに無理して動いてしまって失敗する時がある。




強烈な波動のアクションを運命に加えると強烈な反動が戻って来る時が多い人種なんじゃないかな?って思う時があるね(笑)。




なるべく運に任せて、ゆっくりした波動で浮いて生きてるのが俺には似合ってる人生なんだわ。だけど運命だと思ったら・・即決するようにしてる。




それは俺の中で全てがイエスになっていて迷いが一つもないから即決できる。俺自身が欲してるのが手を取るように理解できるからなんだけどね。




イエスの言葉まで・・・それまで運任せにしちゃったら俺は何も決断できない人間になってしまうわ。




とにかく・・・俺は運命の場所を待つ日々になっていた。




次回に続く!


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今日はBB KING!

ブルースは十代後半に随分、聴いたんだけど・・ロバートジョンソン、ジョンリーフッカー、マディウォータース、リトルウォルター、オーティスラッシュ、マジックサム、エルモアジェームス・・沢山聴いたけどBB KINGは聴きやすくて好きだったよ。


俺の親友は大のブルース好きで俺は会う度にいつも影響を受けてる。


昔から大好きな曲です。


それではまた!

ジョニースペード物語 | - | -
ショップ「ラウドミュージアム」3年目
 「ダンカーン、コロッケ取って」




どーも、何となく言いたくなった半沢っす。




まずは皆様にお詫びです・・・。




先日、入荷した「GIMME SHELTER」のポロシャツが早くも全サイズソールドアウトになってしまいまして・・・今月末〜7/初めには再入荷する予定です。購入を考えていたお客様は予約扱いになりますので、そのままHPから注文してもらってOKです。




ん〜、ちょっとジョニースペードを甘く見てました(笑)。もう少し生産数を増やせばよかった・・・スイマセン。




話は変わって・・・




ラウドミュージアムの内装を手伝ってくれた話で登場してくれた昔から仲の良いカタケン君のバンド「ザ☆マンチーズ」がCDを発売しました。





生々しいロックンロール&ブギスタイルでめんたいロックにインスパイアされてるカタケン君らしい仕上がりでカッコイイ!



プロデュースはNIGHTBIRDやINNSANITYもプロデュースしてくれているハイサウンドスタジオの羽生氏です。ジョニースペードの試聴にも近日登場しますので、しばしお待ちを!



ザ☆マンチーズ 

http://music.geocities.jp/thestarmunchies/m.html



では続き!


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ジョニースペードヘッドショップ「ラウドミュージアム」はお客さんにも恵まれ、順調にいってるように思えた。




が、しかし・・・波のない商売なんていうのは俺には無縁な話でして(笑)。





店をやる前のマンションとは家賃も違えば、経費も違う。しかも店員は俺一人なので、前と違って出歩くことすら出来ない状態。





仙台の一番町というのは一応、仙台の中心街にあるので家賃もそれなりに高い。俺の計算では家賃というのは全体の売上の10%で考えていかなくては・・・と思っていたので売上もそれなりに上げなければ計算が合わない。





それと照明やシャッターなども多く使うので電気代もかさむ。省エネ電球を使ったり、水道をあまり使用しなかったりと節約を心がけた。





前の事務所では疲れたり、新作を考えたりする時は横になってボーっとしていたり、ブラッと車でドライブして気分転換できたんだけど・・・店舗を構えた以上、それはできない。店でボーっと寝てるわけにもいかないし、ブラッと店をほったらかして車でドライブするわけにもいかなくなった。





俺は店舗を持ったことによって新作を考える時間がどんどん削られていくことになってしまった。





店にお客さんや友達がラストまで居てくれたりすると・・・営業時間が終わってから夜中までデザインや企画を考えたりしなくてはならないんだけど、その精神力を搾り出すのが大変。今もだけどね。





ただ店舗をやってるとお客さんが何が欲しいか?何が売れてるのか?というシュミレーションが出来るので新作を考える時にかなり参考になるのでありがたいね。





ラウドミュージアムは一応、有限会社なので現金出納帳、領収書・・etcと当然、申告しなくてはならないんだけど、事務所の時よりも細かい領収書が増えていて・・・これがまた整理するのに時間を要していた。




俺は銀行通帳から現金を引き出す時には必ずシャープペンか鉛筆で何に使ったかを通帳に書き込んでる。何日か経ってしまうと・・何に使ったのかを忘れてしまう場合もあるので面倒でも必ず書き込むことにしてる。




一人で会社をやるということはそういうことで全部、自分でやらなきゃ誰もやってくれない。俺はそれに慣れてるし、それを楽しめる人間でもある。




そんな感じで店をオープンしてからというもの何かと俺はやる事が増えて、忙しくなっていた。





近所のお店のdELVISのスタッフの安達君、ツッチーの二人やスクライブタトゥーのコウさんたち、そしてハウディの真山、梟のダイスケ、アンジの松田さん、タマヤの高橋さん、パラダイスレコードの永山マネージャー・・・と色んな店の人に俺は仲良くしてもらってね、毎日楽しくやってた。まぁ、今もだけど(笑)。





コスビーの内装も最高に気に入ってたし、ジョニースペードの商品もちゃんとコンスタントにリリースしできていた。INNSANITYも2ndアルバム「justice?」を発売できたり、ジョニースペーも「ストリートバイカーズ」にも毎月、掲載されていて・・・俺はお客さんとの出会いを楽しんで・・・商売というものを苦しくも楽しく満喫できていたと思う。





店をオープンして3年経ったある日、俺がテナントとして入ってるビルのオーナーに「半沢さん、少し話があるんだけど・・・」なんて言われて・・・俺はそのビルにある社長室に呼び出された。




何か社長の顔が神妙だったんで・・嫌な予感はしたんだけどね、それは的中した。




「このビルね、来年の一月には売ろうと思うんでね、ちょっと考えてくれないか?」とのことだった。




俺はせっかく店舗を出したのに、三年目でもう移転しなくちゃいけない状況になってしまった・・・・。




次回に続く!


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今日はOTIS RUSH!

最近はまたソウルやブルースを聴きまくってます。

この曲はルースターズの「フールフォーユー」の原曲。

ではまた!

ジョニースペード物語 | - | -
ニュージェネレーションの時代 PART2
 「チョリース!」 (BY ユッキーナ)



はい、どーも。定休日だというのに朝から店に来て、新作を悩みまくる半沢です。



もう一回、言うぜ!



「チョリース!」



フフフ・・・今日はこのぐらいで勘弁してやるぜ。




・・・・そんなことよりメッシュキャップが入荷してきました。






今回はOTTO製のメッシュキャップに刺繍ワッペンカスタムで¥3990(税込)。


↑はROCK54デザインのロゴ。






もう一種類、オールドイングリッシュスタイルもあるよ。¥3990(税込)。



新作ポロシャツがあと2〜3日で入荷するので、6/20には前回紹介したベルト、このキャップと共にHPにアップできると思います。



ヨロシクどーぞ。



では続き!

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

前回、書いたようにラウドミュージアムをオープンしてから、若い才能のある人達と知り合うことが多かった。



その中に今、ジョニースペードのレディースを任せてるナナミンこと七海ちゃんもいた。




初めて店に来てくれたときはセーラージェリーのタンクトップを購入してくれたと思う。




あの頃の七海ちゃんはサンサーフか何処かのアロハを着ていても、ロックな匂いを漂わせていたわ。小柄で細くて可愛い感じは今も変わらないし、オーラみたいなものもこの頃からあるね。




話をしていたら・・知り合いの林君所属のシャンプー★プラネッツのボーカルだとわかったので、お互い気楽に話が出来るようになった。




・・・俺は店をやってからというもの、ジョニースペードのレディースに頭を悩ませていた。




サイズ、デザイン、カラー・・etcとやはりメンズとは全然違う。





「これはイケる!」と思って作ったレディースの商品が全然売れない(笑)。売れないレディースの在庫が増えて・・切実な問題になっていた。





そんな感じだったので、ファッションに詳しい七海ちゃんが店に来る度に「レディースで何を作ればいい?」っていう感じで質問攻めしていたと思う。七海ちゃんも色々考えてくれてアドバイスはしてくれてたよ。





そして・・前に書いたようにシャンプラが解散して、七海ちゃんのソロプロジェクト「ナイトバード」結成という運びで・・・その後、ラウドミュージアムの販売員&ジョニースペードのレディースブランド「ジョニースペードロックビューティー」を七海ちゃんにやってもらうことになりました。




「ジョニースペードロックビューティー」HP


http://www.johnnyspade-rockbeauty.jp/hp/



「ジョニースペードロックビューティー」BLOG

http://josprock.jugem.jp/



「ナイトバード」試聴

http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendID=1002150501



接客なども教えなくても出来ちゃうし、最近では店に七海ちゃんのお客さんも多く来てくれる。



ロックビューティーも最近は独自のスタイルを押し出してきてるし、ナイトバードも色んな音楽を聴いたうえで、今の路線で進めたいという考えをちゃんと持ってるカッコイイ女子だと思う。




いつもありがたく思ってます。これからもヨロシクお願いしますね。





そして時を同じくして・・・この時期にROCK54氏とも親交があった。





ROCK54氏は仙台でも有名なショップのデザイナーで、俺と同じ年齢なので・・・ニュージェネレーションと言っていいかどうか・・・(笑)。でも間違いなくジョニースペードに新しい血を入れてくれる人物だ。




彼のデザインはその頃から目を見張るデザインが多かった。カルチャーを理解したうえでのユーモアのあるデザインや字に対するこだわりは昔からだ。仕事の完成度も高いし、センスも抜群で特に50’Sやスケートのカルチャーを熟知してる。




初めてROCK54氏の事務所に遊びに行った時はザ・レヴァレンド・ホートン・ヒートのロカビリーが大音量で流れる中、新作のレーシングスタイルのTシャツを見せてもらったりした。




その時に俺は「この人はやっぱりセンスいいなぁ〜」なんて思ってたよ。




そして昨年からROCK54氏にお願いして色々とジョニースペードのデザインをしてもらってる。俺と彼はカルチャーの雑食獣(笑)でもあるので、俺が「こんな感じで〜」なんて言うと、ROCK54氏は「わかった!」って感じで話が早い。




まぁ、同じ年齢だしね(笑)。見てきたものが同じだからね。




これから俺が行こうと思ってるジョニースペードのラインには不可欠な男なので、これからも力を貸して欲しいって思ってます。



ヨロシクです。



「ROCK54」BLOG

http://fireball54.jugem.jp/




・・・そんな感じで今、ジョニースペードに関わってくれてる人達というのはお店を出してから出会ってる割合が多い。




仲間に恵まれてる俺はそういった意味で幸運な男だなぁ・・・って思うよ。




次回に続く!

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今日はELI"PAPERBOY"REED&THE TRUE LOVES!

最近、アルバムを購入したんだけど白人とは思えない60’Sソウルっぷりでカッコイイ!

それではまた!


ジョニースペード物語 | - | -
ニュージェネレーションの時代
 「家なんか何軒も建つが、この子の命は一つきりだぞ」 ( BY ブラックジャック)



何度、読んでもブラックジャックは泣けるぜ・・・どーも、手塚信者でもある半沢ッス。




大好評の「ハリーズスピード」、「スネークヘッド」の黒ポロシャツがサイズ切れで迷惑をかけてます・・・6/20には入荷します!しばしお待ちを。




サングラス(グリーン)、ハートブレイカーのキャップは昨日で完売しました!




皆様、いつも本当にありがとう!




ではでは続き!


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ラウドミュージアムがオープンして、色んな人達と会う機会が増えた。




それまで10年間、小さいマンションの一室でやっていた時とは大違いだった。




各地のバンドさんたちもツアーの時には寄ってくれたり・・・店のビルの2階にスクライブタトゥーがあったので彫氏さんたちもよく遊びに来てくれた。




スクライブにはいつも仲良くしてもらって・・・よくコウさんとは馬鹿話をして笑い転げてたよ。




コウさんは勉強家で和と洋のミックスしたスタイルと繊細なタッチは素晴らしいものがあって、昨年は念願叶ってジョニースペードからコウさんの龍をリリースできた。




TATTOOSHOPのチンペイ君も前から知り合いなので、よく遊びに来てくれた。




チンペイ君のトラディショナルを基本としたTATTOOには本当にファンが多い。




昔、SOBUT時代のモトアキ氏を紹介した時があったんだけど、チンペイ君の絵を見たモトアキ氏が迷わず「今、彫りたい!」って、そのまま彫りはじまってしまったこともあったね。




そしてRYO君ともこの時期、出会った。




RYO君は仙台でも有名だったバンド「D.I.C」のボーカルでフロントマンだった。




俺はリリースされてる「D.I.C」のジャケットのアートワークが昔から気になっていて、トラディショナルテイストでキャッチーなそのアートワークを誰が書いてるんだろう?っていつも思ってた。




ギターのユウヒ君がよく店に来てくれていたので、ジャケットのことを聞いてみたら「あ、あれはRYOっすよ」って答えで・・・俺はD.I.Cがどこかの彫氏に頼んでいたと思ったからビックリしたのを憶えてるよ。




そしてRYO君が店に来てくれた。





RYO君は細身でハンサム、ハスキーでくせのある声のボーカリスト、そして絵の才能もある。





俺は迷わず、「RYO君、ウチで描いてみないか?」とRYO君に言った。




RYO君は「OKっすよ!」って快く承諾してくれた。





そして・・RYO君は数々の作品をジョニースペードに提供してくれた。今もRYO君にジョニースペードの新作を頼んで描いてもらってる。





いつもありがとう、RYO君。





そんな感じで・・・俺はラウドミュージアムという店をオープンしたおかげで若く才能を持った人達と知り合えることが多くなった。




オープン当初はGELというヨネちゃんのブランドも置かせてもらった。基本的には着物をリメイクしたブランドなんだけど、その斬新な切り口とセンスに俺はいつも驚かされた。




ボタン、縫製、生地と細部にこだわったブランドで圧倒的な存在感があったね。




あの時はありがとね、ヨネちゃん。




絵を描いてもってくるお客さんも増えてきた。自分でブランドをやりたいっていう人達も随分、店に来るようになったよ。




フミカという女の子もいた。今もたまに店に来てくれるロカビリー好きの女子で絵が個性的だった。その時にフミカの描いた漫画もみせてもらったんだけど、上手すぎてビックリしたよ。





フミカは自分でブランドをやりたい!ってことで店に相談に来ていた。俺は女の子だからといってフミカを甘やかさなかったよ(笑)。





商品が出来たら店に置くという約束はしたけど、全て自分でやらせた。資金、デザイン、ボディ、ネーム・・・etc。協力したのはパソコンでレイアウトするくらいだった。




何でも手伝ってあげたら、本人の為にならないからね。





ウッドベースモチーフの50’sテイストのTシャツでカッコよかった。なかなか初めてにしては上出来のブランドになったし、フミカもよく頑張ったと思う。





今はフミカのブランドは休止状態だけど、また活動始めてくれることを期待してる。





今、現在は菅井君の「WEAR WOLF」と渡辺君の「MOTSUKE」というブランドを店で置かせてもらってる。




「WEAR WOLF」は菅井君のアート溢れる仕上がりでハードな感じなんだけど菅井君独特のデカダンスエッセンスも入ってる。




「MOTSUKE」はバイカーテイストでよりハードな感じ。「MOTSUKE」の新作はサイコビリーモチーフでド迫力だ。





・・・お客さんが買ってくれたら、それはカッコイイから買ってくれたわけだし、これからの二人にも自信を与えてくれる。






俺もそうやってやってきたわけだし・・・二人とも頑張ってくれ!




次回に続く!


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今日はIMELDA MAY!


スイング感溢れるアルバムで声もパンチがあって全曲カッコいい!


ロカビリーリバイバルのクィーンになってほしいわ。


ではまた!


ジョニースペード物語 | - | -
販売のすすめ PART3
 「俺は俺を肯定する」 (BY ザ・ワールドイズマインのモンちゃん)



ども、新井英樹信者の半沢です。



では続き!

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

そんな感じで・・・社長の店で接客や販売を改めて勉強しながらジョニースペードの設立を考えていたのを憶えてるよ。




その後、このブログの物語で書いたように相棒に会い・・ジョニースペードを設立したわけだけどね。




・・・そしてラウドミュージアムという店がオープンした。




店は開店の賑わいも落ち着き・・・通常に営業する状態になった。




俺は朝早くから店を掃除し、商品を陳列しなおしたり、ディスプレイを替えたりと・・久々にショップに立つのを満喫していたよ。




ジョニースペードはブランドなので10年間に渡って一般のお客様ではなく、全国のショップがお客様だったわけで・・・あっという間に卸売→卸売&小売という感じで俺の環境は変わってしまった。




一度、ショップをオープンする際にSAM'Sのオサムさんのところに挨拶に行ったんだけど、「半沢さん、やっぱり自分で作った物は自分で売るのが一番ですよ!」って言われたんだけど、それを実感する時が多くなった。





「この言葉の意味は何ですか?」





「このマークって何ですか?」





「ジョニースペードって何系なんですか?」




「ロック系ですか?バイカー系ですか?」





「他の色のTシャツは無いんですか?」





・・・etc





自分で販売しているとお客さんが何を求めているかがよく分かった。





人気があって売れてるデザインも把握できるので、自然とリサーチできるようになっていったね。





リサーチすると・・・新作よりも何年も前のデザインの商品が一番売れていたりする。結局、売れる商品というものは決まってるんだなぁ・・・って認識をせざるおえなかった。





俺がどんなに必死になって新しい曲や新しい商品を作って、自分の感性の限界に近づこうが、お客さんにはあまり関心のないことなのかもしれないなぁ・・・って思ったよ。





例えれば・・・・




好きなアーティストのライブに行っても、やはりヒットした古い曲が盛り上がったりしてるもんね。アーティストもヒットした曲を「もう演りあきてウンザリだ」って思っていても、お客さんの為にもその曲をセットリストから外すわけには行かないんだと思う。





新曲ばかりのライブはアーティストは緊張感があって気分が良いかもしれないけど・・・ヒット曲を期待している一般のお客さんは退屈だもの。





アーティストは創造していくから芸術家だけど、商売はお客さんに納得してもらって、喜んでもらったりしなければいけないからアーティストの自己満足では商売にならない場合が多いと思うよ。





商売と芸術のバランスがとれれば最高だけど。





もちろん、その芸術全てが商売になっている人もいるだろうけど・・・それは選ばれた人だけだと思うわ。




商品の話に戻ると・・・




今度はそのヒットしている何年も前の商品がパタッと動きが突然止まったりする。「昨日まで売れてたのに?」って感じで・・・今度は何日経っても一枚も売れない。





だから油断できないね(笑)。毎月、お客さんに喜んでもらうようなヒット商品を狙わなきゃいけない。





俺はそのリアルなリサーチをするためにも、ベタベタで馴れ馴れしい接客はしないように心掛けてる。





お客さんが自分の目、自分の感性、自分の好みでこのジョニースペードのラインナップから選んで欲しいと思うから。




それがリアルな結果だなって思うし、お客さんも自分の感性を持ってないとセレクトしできないので、お客さんにもその感性を持ち続けて欲しいって思うしね。




次回に続く!


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今日はROYAL CREAM!


やっと音源が手に入りました。海外から取り寄せちゃったよ。


SEWERGROOVESのカートのもう一つのバンドで、この曲はヘラコプターズもカバーしてますな。


アンディウォーホールのファクトリーを想像させるPVもカッチョいいぜ。


ではまた!


ジョニースペード物語 | - | -
販売のすすめ PART2
 「勘違いするな、カカロット」 (べジータ様からの一言)



どーも、戦闘能力0.1の半沢ッス(スカウター計測(嘘))。



本日、メッシュキャップが入荷予定です。詳細は次回!



では続き!


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

というわけで・・・俺は店をつぶした後に社長に拾われて働かせてもらったことがあった。



まずは掃除!




これは当たり前のことなんだけど、朝から床を掃除して・・・窓を拭いて・・・商品をキレイに陳列して、お客様を迎える。




16歳から憧れていた社長の店を掃除するというのは、とても光栄な気分だった。そう思っていただけに一生懸命、掃除をさせてもらった。




つぶしてしまった俺の前の店「ガルソーネ」は・・・最初の頃は掃除してたけど、売上が落ちていく度にどんどん掃除をしなくなってしまった。気持ちが萎えていくというか・・やる気がなくなっちゃったんだね。最後の半年なんて埃だらけだったよ。




それじゃ、お客さんだって嫌な気分になるわ。




「ラウドミュージアム」は社長の店で働いた経験を忘れず、毎朝8:00頃には店に来て毎日一時間かけて欠かさずキッチリ掃除してる。




「ラウドミュージアム」がこれでダメになってしまったとしても悔いはない。掃除から始まって接客も毎日ベストを尽くしてダメになってしまったのなら仕方がない。




「ガルソーネ」は掃除すらキッチリやらなかっただけに、悔いが残っていた。「もし、俺がちゃんとやっていたなら、つぶすことはなかったんじゃないか?」という思いはあったからね。





今では掃除しないと運が悪くなるような気がしてねぇ・・・(笑)。もう「ガルソーネ」みたいな失敗はしたくない。




社長から教わったのは掃除だけではない。当然のごとく販売、および接客だ。





これは各店舗のやり方があるので、どれが良い、どれが悪いというのはないと思う。





フレンドリーな接客もあれば、丁寧な接客もある。その店の個性にあった接客や販売が一番良いと思うよ。




社長の店で働いた初日、俺は社長に「お前、二年も自分で店を経営して販売してたんだから任せるからやってみろ!」と言われた。





俺は社長に良い所を見せたかった。俺を拾ってくれた恩返しで少しでも社長の店の売上を上げたかった。





二人組のお客さんが店に入ってきて・・社長は奥に引っ込んだ。俺が一人で接客を始めた。






俺は丁寧に、丁寧に話をして・・・自分の知識を話しながら・・・何とかシャツを一枚買ってもらった。俺はレジを打って、商品を渡して・・・お客さんを見送った。






お客さんを見送った後、振り向いたら社長がレジのところにいたので・・・「一枚、買ってもらいました、社長!」と俺は嬉しさ一杯で社長に言った。






社長は浮かない顔で・・・「ん〜、ダメ。お前は丁寧すぎる。あれじゃ、お客さんによっては緊張しちゃうぞ。お前の買ってもらおうって「気」が出まくってるし・・・しかもあのお客さんはもう一枚買ってくれたと思うよ。お前、どこ見てた?」





「えっ・・・どこって・・・」俺は・・自分の知識をお客さんにひけらかす事に夢中になってしまい・・お客さんの目線がどの商品にいってるかなんて見逃してた。





・・・俺は社長に良い所を見せようとして、お客さんの雰囲気や空気を読まずに自分の知識をお客さんに押し付けて自分に酔った接客をしていた。考えてみれば「ガルソーネ」だってそんな感じの販売の仕方だった。





「スイマセン・・社長」 俺は自分の接客のダメさに落ち込んでしまった。





「サンキュー、半沢。ありがとな」 社長はそう言ってくれた。俺は凄く嬉しかったけど・・今度はもっと頑張ろうって気になった。





俺は基本的に誰の言うことも聞かないタイプだけど、尊敬する人には別だ。社長の役に立ちたいと思った。




・・・次のお客さんが店に入ってきた。




社長が今度は接客をしてくれた。もちろん、俺も一緒だ。朝に社長に「お客さんがいる場所から斜めに一定の距離をとれ」と言われていたので、俺はそれを忠実に守った。





そのお客さんに社長は3点の商品を買ってもらった。お客さんも笑顔でスムーズな空気が流れていて・・・俺の緊張させる空気とは真逆で社長はリラックスした雰囲気にしていた。




・・・昔の俺は押し付けるような自己中な接客をしていたんだけど、今のような接客スタイルになったのは社長のスタイルをこの時期に学んだからだと思う。




接客は店それぞれ、お客様それぞれだとは思うので自分と店の個性に合ったスタイルが一番ですな。



次回に続く!


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

今日はTHE BUCKSHOTS!

ネオロカな感じでお気に入りです!

俺と近田とケンちゃんの三人のバンド、DOG DAY AFTERNOONもコレに近い雰囲気かもね。

DOG DAYはもっとブルージィーな雰囲気ですな。

ではまた!


ジョニースペード物語 | - | -
販売のすすめ
 「奴はとんでもないものを盗んでいきましたぞ・・・あなたの心です」 (BY 銭形のとっつぁん)




フフフ・・・半沢ッス。




今日は朝からCRYBABYの修君にお願いしていたカッコイイギターストラップが届きました!



どうすか?皆様!INNSANITYスタッズのギターストラップ!カッコイイでしょ。



使ってなかった古いストラップをCRYBABYに「任せるわ」なんて預けたんだけど・・・



こんなにカッコよく蘇えりました。さすが!真鍮スタッズ&スエードで渋い!俺の好みだわ。




どうだい?哲也、カッコいいだろ〜。



ギターストラップやベルトにバンド名や言葉をスタッズで打って欲しい人がいればCRYBABYに頼んでみるといいよ。持ち込みOKッス。



もちろん、ブーツや他の物でも相談に乗ってくれると思うよ。



俺は次はNIGHTBIRDかDOGDAYをお願いしようかと思ってます。



CRYBABY

http://cboc.exblog.jp/




ヨロシク。




では続き!

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
オープンしたラウドミュージアムは何とか順調だった。



それはありがたいことに10年にわたって仙台の他のショップでジョニースペードを展開していたので、ジョニースペードのファンというお客様達が存在していてくれたおかげだった。



ジョニースペードを長年にわたって扱ってくれたショップには今でも感謝してるし、直営のショップをオープンするって決まった時に俺は仙台の取扱各店にお詫びと挨拶をしにいった。




今までお世話になったのに、直営ショップをやるから「ハイ、さよなら」ってのは筋が通らないし、都合が良すぎるよ。どのお店のスタッフも一生懸命、ジョニースペードを今まで売ってくれていたわけだから。




どのショップもジョニースペード直営店をオープンさせる事に快くOKを出してくれた。





俺は皆に感謝しながら・・・心置きなくショップをオープンさせる事ができた。




その各店の中に俺が兄貴と慕う人が経営してるお店があった。




俺が昔、店をつぶしてしまい・・・借金だらけで途方に暮れていた時に一本の電話が来た。




「半沢か?」


聞き覚えのある兄貴の声だった。俺は今もこの人を「社長」と呼んでる。




「社長ですか?!お疲れ様です!」


俺は何で社長が俺なんかに電話くれたんだろ?みたいな感じだった。それだけ社長を尊敬していたし、凄い人だと思っていたから。それは今も変わらない。




「明日、朝11:00にウチの店に来い。わかったな!」

社長は一方的に言い放ち、電話を切った。




俺は・・・「明日、社長に怒られるのかぁ・・・」って思ってた。それには理由がある。




俺は16歳からずっと社長の店で服を買っていて・・・お世話になっていたにもかかわらず、いきなり社長に相談無く店を出してしまって・・・そして失敗して店をつぶしたからだ。




社長が俺が店を辞めた時に知り合いの先輩に「何で半沢は俺に相談しねーんだ!」って言ってたって聞いてたしね。




・・・・とにかく俺は次の日、朝11:00ジャストに社長のお店の前に行った。




社長は少し遅れてやってきて・・「これ、ヨロシク」ってホウキとモップ、そしてバケツを持ってきた。ちなみに「ヨロシク」は社長の口癖で・・俺もそれがうつって「ヨロシク」はよく言う。永ちゃんの影響だとは思うけど・・・昔のロックンローラーの人達に多いわ(笑)。




いきなり社長からそんな感じで言われた俺は「?」って思ってたら・・「早く店の前、掃除しろ。これからは来れる日があればウチで1日バイトしろ。お前も色々大変だろ」って社長が言った。




俺は怒られるんじゃないかと思っていたのが拍子抜けしたと同時に社長の無骨で強引な優しさに本当に感謝したよ。





次回に続く!

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

今日はSUEDE!


もう解散してしまったけど、いかにもUKって感じのバンドです。


湿り気のあるメロディとキャッチーなサウンドが好きでした。


ソロになったボーカルのブレッドのアルバムも素敵ですぞ。


ではまた!


ジョニースペード物語 | - | -
twitter

翻訳
Archives
Search this site :