どーも! ”今、俺、やるっきゃNIGHT” 半沢です。
・・・ん〜イマイチか。
昨日、新作のワークシャツとTシャツの一部が店の方には入荷しました。
HPアップは新作が全部揃ってからなので早くて4/15〜くらいになりそうです。
それまで俺のくだらない話でお楽しみください。
今日はINNSANITYの話。
そういえば今月、INNSANITYのライブがあります。
4/26(SUN)
BIRDLAND PRESENTS 「DRIVING TO HELL」
OP/ST 20:00 TICKET¥1500(ドリンク付)
-BAND-
INNSANITY
MAD MAGAZINE
ANGER
dreamin drippers
THe RUDY's
リュージ君、誘ってくれてありがとう。
お暇な方、お待ちしてます。
俺を見かけたら、声でも掛けて下さい。
ダジャレかましますから。
詳しくは
http://sendai-birdland.com/menu.html −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
INNSANITYはもう16年目のバンド。
一度、メジャーからの誘いを頂いたのに、メンバーが今の環境を崩したくないという事で・・・(笑)。
素敵で困ったバンドでもある。
・・・あの話の時は嬉しかったです。田中さん、ありがとうございました&そして・・スイマセン。
そんなINNSANITYのメンバーは
ギター、ボーカルが俺、ベースが哲也、ドラムが剛の不動の3ピース。
詞と曲は俺が作って、剛と哲也は自分のパート分を創り出すパターンで楽曲は出来上がっていく感じのバンド。
俺と剛は10代の頃に「COIN ROCKER BABIES」ってバンドをやってて・・・その後、ザ・ランブラーズってバンドをやってたんだけど解散してしまった。
COIN ROCKER BABIESは日本語でビートロックみたいな感じで、バンドとしては完成してた。
でも、年齢を追っていくにつれ・・・ブルースや古いロックンロールを生音に近い感じで演りたくなって・・それでランブラーズにメンバー変わらずで変化したんだけど・・メンバーの就職なんかで終わってしまった。
剛はガキの頃からハードコア、メタル、パンク・・etcのヘヴィーな音楽しか興味がない男で。
近年はジャズなんかも聴いてるみたいなんだけど・・結局、ドラムしか聴いてないという生粋のドラマー。
剛は実の弟で・・・俺達には兄弟ビートみたいなものがあって”ストップ、ゴー”のタイミングが合うし、俺の曲をイイ感じに壊してくれる。ツインペダルを持ち込み、今のINNSANITYのリズム隊の形を作ったのは剛だと思う。
兄の俺が言うのも何だけど、硬派で筋の通った男でこだわりも凄いし・・・尊敬してるところもある。
ベースの哲也は長身でクールな男。同級生ではあるけどいつでも「カッコイイなぁ」と思う。
いつでもバンドを客観的に見てくれてる男でもある。
哲也のダウンピックベースは安定していて、ピッキングの音を感じさせないスムーズで太い音がする。剛のツインペダルに合わせてのダウンピックなんだけど・・鉄やマシーンを思わせるこの二人の重いスピード感のリズムが俺のギターにはピッタリだと思ってる。哲也が俺のコードの隙間に入れてくるメロディは独特で・・これも俺にとっては魅力的でもある。
俺が店を初めてオープンさせた時、哲也は自分のべスパを売って革ジャンを買いに来てくれるという大人の優しさを持ち合わせてもいる。高校の頃に哲也と少しだけバンドを組んだ事があって・・その時は古いロックンロールをスピードアップしてやるようなバンドだった。俺が歌が下手で抜けたんだけど(笑)。
INNSANITYは、俺と剛でランブラーズ解散後にまたバンドを始めようって話になって、今度はパワフルでタフなハードロックンロールバンドを演ろうって話で・・哲也が何もバンドをやってなかったのもあって3人で組むことになった。俺たちは全員、体格がデカイのもあって洋楽のような構成で外人みたいなバンドにしようなんて言ってた。
剛は同時期にハードコアバンドも組んでいて、INNSANITYはヘルプで手伝っている感じだったね。
哲也はジョニースペードの創立当初からブレーンとして関わっていて、一緒にスペードマークなんかを考えたりしてたよ。
INNSANITYはグレートハーティッドの阿部君の誘いでイベントに出たのから始まって・・・阿部君のバンドのイベントには全て出演していたと思う。
阿部君のおかげでINNSANITYはいつでも楽しくライブをやれた。
1stアルバム「BILLY THE RIPPER」は1999年に発売した。
全曲スピーディーな感じで一曲二分少々。「ロッカーズみたいでいいじゃん」なんて言ってたね。
http://www.johnnyspade.co.jp/hp/sound/jscd-001/index.html ・・・何かアマゾン見たら何故か¥5000になってる。プレミアなのか?アイム プレミアム(永ちゃん風)
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_ss_gw?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dpopular&field-keywords=INNSANITY&x=11&y=26 ・・・この頃は俺も哲也も破壊や暴力思想に偏っていて、詞は大藪春彦なんかを想像させる犯罪小説やピカレスクロマンを感じさせる内容で・・曲はスピードのあるロックンロールパンクみたいな感じ。
キャッチーでファットなパンクロックに犯罪小説のような物語を乗せたロックンロールを演りたかった。
バンドの音は1日で一発録音だった・・・っていうかINNSANITYは全曲そうだけど(笑)。
考えてみれば、その上からリードギターとボーカルを乗せるんで純粋な一発録音ではないね。
この頃は結構、俺のワンマンで・・メンバーには悪い事をしたと思ってます。(本当は思ってない(笑))。
俺としてはクリームソーダにブラックキャッツやマジックがいてファッションと音楽がクロスオーバーしてロカビリーを表現しているように、ジョニースペードにもインセニティーがいて、ジョニースペードの世界観を表現したかったって感じだった。
ライブが多くなってきて・・・俺達はだんだんとライブに疲れてきて・・・そのままレコーディングが終われば解散って流れになってきていた。
INNSANITYは1stアルバム一枚作って終わり!って感じではあった。終わりにするのは、もったいない気もしたけど、この時は「これ以上はこのバンドでは無理」って感じだった。
メンバーが揉めて喧嘩別れしたわけじゃなかったんで、三人三様で自分の好きな音楽やるのが良いんじゃない?って感じの終わり方だったと思う。
1stレコーディングの後、剛はNYハードコアスタイルのバンドを結成するとの事でINNSANITYを脱退・・・というかヘルプで手伝っていたから脱退じゃないんだけどね(笑)。
そして哲也は自分のバンド、「ドクターモロー」を結成した。キーボードを多用した実験的なUKロックのような感じだったと思う。
俺はこのINNSANITYのレコーディングの後に無理がたたって喉にポリープができてしまって・・・その後、手術を受けるんだけどね。・・俺はソロでアルバム出すつもりで自宅にレコーディング機材を用意して80曲くらい一人レコーディングをしていた。俺は1日あれば10曲くらい曲ができちゃうタイプで厳選して曲を選んでいちいちレコーディングしてた。
その頃のドラムマシーンの音は機械的すぎて・・楽曲はできるんだけど、生々しいグルーブが無くて辛かったね。
ローリングストーンズの1stの「ROUTE66」や「CAROL」なんかは初めと終わりのスピードが全然違うんだけど、バンドのグルーブってものがスピードをそうさせたんだと思う。そのグルーブが生き物みたいでカッコイイし、それがロックンロールだと思った。
リズムマシーンのドラムは安定してるし、音ムラがないけど・・・ピンとこなかったし、俺は生々しいグルーブが欲しかった。
そして・・俺は機械で音楽を作るんじゃなくて、またバンドというもので仲間と音楽を作っていきたいという気持ちが強くなっていた。
この頃に俺が一人でレコーディングしてた曲は無駄になってるわけではなく、NIGHTBIRDの「テイル・オブ・マーメイド」や「スイートララバイ」なんかはこの時期に作った曲だったりする。
考えてみれば俺は服も音楽も作りたがる人間なんだなぁ・・・
ボッ、ボクは何かと作りたがるんだなッ(また山下清風)
・・・そしてこの後にINNSANITYは復活することになる。
続きは次回。
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今日はTHE CULT
俺と剛が夢中だった。
INNSANITYの1stの「REVENGE」って曲のイントロリフなんかもカルトにインスパイアされてる。
「サザンデスカルト」や「カルト」の昔のポジパン時代もカッコよかったけど、やはりハードロックスタイルに変化した時のカルトがカッコよすぎ。
ではまた!