どーも!半沢っす!
皆さん、お盆休み真っ最中ですか?
ラウドミュージアムは通常通り営業してますので、お暇な方は遊びに来てくだされ。
それでは続き!
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俺と沙悟浄はジャンボの話を聞きながら、ジャンボの彼女への想いと覚悟を改めて確かめた。
歩き続けて5時間位、経った頃・・・商店街のような町を見つけた。
俺達は歩き続けてクタクタになっていたので、少しこの町で休んでいこうって話になった。
俺達はアーケードになっているその町を探索しながら歩いた。
ふと、気づくと・・・店は開いているけど、誰も歩いている人がいない。
よく見れば・・・暗く、閑散とした雰囲気が町全体に漂っていた。
「ありゃりゃ・・・ここはゴーストタウンすかね?」
沙悟浄はアーケードを見渡しながら、呟いた。
俺は何メートルか先のお店で湯気が出ているのを発見した。
「おっ!あそこで何か食べ物を作ってるみたいだから言ってみようよ」
俺は沙悟浄とジャンボに言った。
「えー、あたし達、お腹が一杯でもう食べれないっすよぉ〜!なぁ、ジャンボ?」
沙悟浄はジャンボの顔を見て、そう言った。
「ネルフ・・ジオフロント・・・(うん、もうお腹がパンパンだ)」
ジャンボはお腹を撫でながらそう言った。
「・・・お前らはそうだろうけど、俺は水しか飲んでねーんだよ!」
俺は沙悟浄にスープを飲まれてしまい、先ほどのレストランでは水しか飲んでなかったので、ずっと腹が減っていた。
「あー、そうだったっすね!ウハハハ!じゃ、あの店に行ってみましょうか?」
沙悟浄は大笑いしてそう言った。
俺達は湯気の出ているお店に向かって歩いた。
店の前に来ると
「いらっしゃい・・・」と若い娘が俺達を出迎えてくれた。
何か・・・覇気が無いというか、まるで元気が無い。
その娘の前には大きな蒸し器があって、そこから湯気がモウモウと上がっていた。
看板には「自家製肉まん」と書いてある。
値段を見たら、俺の小銭で買えるくらいだったので俺は肉まんを買うことにした。
「あの・・肉まん一つ下さい」
俺はポケットの小銭を探しながら、娘にそう言った。
娘は無言で蒸し器の蓋を開けて、大きな肉まんを素手で取り上げて俺にくれた。
「お金、要らないですよ」
娘は俺にそう言った。
「要らないって・・・そういうわけにはいかんだろ」
俺は肉まんを受け取りながら、言った。
「いいんです。もう今日でこの店、閉めるんです。もう誰もお客さんが来ませんし・・やっていても仕方がないですから」
娘は悲しそうな笑顔で俺達にそう言った。
「もうここには日本人も少なくなってきてしまって・・・あ、お客さんは日本人ですよね?この肉まんは日本人好みの味だから大丈夫ですよ」
娘はそう言った。
いつからだろう・・・
「アジアのリーダー」とまで言われた日本は全てにおいて失墜し、破綻状態だった。
そして・・・いつの間にか各国の人達が日本の企業の代表となり、経済的に日本は支えられていた。
日本の企業はアメリカ、韓国、中国等の企業に買収され、企業のトップは外国人に様変わりしていた。
「資本主義の果ての日本」って何年前かの新聞に載ってた。
「安全な日本」では様々な国の人達が会社を作ったり、少子化で誰も住まなくなったマンションなどに各国の人達が移住して暮らしはじめた。その人口増加のおかげで日本経済は何とか安定していた。
管理されたメディア・・・現実味のない教育・・・自分の利益のみ追い続ける政治家が都合良く作る政治・・・それを続けた結果が日本を変えてしまっていた。
次回に続く!
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今日はまたもやARB!
俺はメディア、政治、経済・・と混沌とした現実をみてると無性にARBが聴きたくなる。
ゆとり教育とか・・・草食系男子とか・・・いらねーんだよ。
ではまた!